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文化庁の支援制度を振り返る~京都市とアートマネージャー・ラボの取り組みから~

2021. 10. 17 公開

コロナ禍により多くの人が苦境に追い込まれるなか、昨年度から、文化庁も文化芸術関係者への支援を行っています。しかしながら、制度の方針や支援対象が年によって変わり、支援からこぼれ落ちてしまう人が多く出るなど、制度設計の面で様々な課題が見えてきています。

そこで、コロナ禍の文化政策をうけて活動を開始した京都市文化芸術総合相談窓口[KACCO]とアートマネージャー・ラボの共同企画により、現場の声を行政に適切に届けるプロセスを検証し、要望書を作成するプロトタイピングを行う連続講座を実施します。

第1回目は、昨年度行われた文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」を振り返ります。
昨年度、美術分野では、申請の簡略化に必要な「事前確認番号」の発行のため、団体に所属していないアーティストやアートワーカーの認定を行う「無所属系作家確認証発行連合体」が設立されました。今回のトークでは、この団体の設立に関わったKACCOの統括ディレクター山本麻友美さんに、昨年度の取り組みの経緯や、京都における文化芸術分野の支援事業についてお話いただきます。
その後、継続支援事業のガイダンス動画などをボランタリーに制作していたアートマネージャー・ラボの動きを振り返った後、KACCOとアートマネージャー・ラボのメンバーによるクロストークを行い、それぞれの立場から見えてきた、支援制度の課題について考えます。

日時:2021年10月17日(日)20:00~21:30
   ※Zoom参加者は、配信終了後、30分ほど質疑応答の時間を設けます。
開催方法:YouTube配信、zoom参加(先着10名まで)
参加方法:zoom参加希望者のみ、以下フォームからお申込みください。
https://forms.gle/ULMLsRm1avdcVeP89
企画:京都市文化芸術総合相談窓口[KACCO]、アートマネージャー・ラボ

プログラム:
20:00 はじめに
20:05 「無所属系作家確認証発行連合体」の設立とKACCOの取組について
   (話題提供:山本麻友美さん)
20:45 アートマネージャー・ラボの昨年度からの取り組みについて
   (話題提供:アートマネージャー・ラボ)
20:55 クロストーク(KACCO×アートマネージャー・ラボ)
21:20 質疑応答
21:30 終了
※ライブ配信終了後に30分程度、zoomでの参加者を対象に質疑応答の時間を設けます。メンバーやゲストとお話ししたい方は、zoom参加をお申込みください

▼アートマネージャー・ラボ
アートマネージャーが中心となり、アート関係者の互助ネットワークを作るべく、活動している任意団体です。有志のメンバーがボランティアで活動しています。
熊谷薫(アートマネージャー、事業評価者、ARTLOGY代表)
石幡愛(アートマネージャー、リサーチャー)
作田知樹(Arts and Lawファウンダー、文化政策研究者)
西田祥子(アートマネージャー、一般社団法人ノマドプロダクション理事)
山本功(TAMENTAI GALLERY代表、タメンタイ合同会社代表社員)
WEB:https://artmanagerslab.net
YouTube:https://www.youtube.com/ArtManagersLab